2012年11月17日土曜日

エピソード12~高校の部活の後輩♀Bが現れた~

 僕は高校時代、運動系の部活に所属していたので、辛うじてぼっちではなかった。部活は一応居場所として成立していたからだ。おまけに部活以外にも、昼休み図書室でいつもダベッテいる意識の低いヲタよりのメンバーとも交流があったので孤独感はあまり感じていなかった。。それに意識の低い公立高校だったおかげで学力は学年でもトップ5ぐらいには入っていたので、女にはモテなかったが劣等感も低かった。



 そんな高校の部活の後輩の中で、好きな子が一人いた。初めて好きになった子で、恥ずかしながら今だにそのことを引きずっている・・・その好きだった子をAとしておくと、女子部員はほかにも
何人かいたが、何かと僕と仲が良いのではとネタにされていた別の部活の後輩♀もいた。その子は部活の後輩♀Bとしておこう。。。この子は何とも表現が難しいが、可もなく不可もなくという子だった。話は大体僕の方に合わせてくれるような風で、かといっておとなしいという訳でもなく、表現が難しい。。。サブカル風かもしれない。顔は、南海キャンディーズのしずちゃんに似ていた。ちょうど、しずちゃんが普通の女の子のサイズになったような見た目だ。というかしずちゃんにかなり似ている顔をしていたかもしれない。。。。実をいうと卒業式当日、僕の制服の第2ボタンは、Aに渡しており、一番下のボタンはBに渡していた。今振り返ると、高校時代はもしかしてリア充だったんじゃないかという気もする・・・



 そして今回は、僕が大学進学後に初めて二人で会うことになった、高校の部活の後輩♀Bとのエピソードである・・・



 話は未来へ進み、大学3年の冬になる。何かこう、学生がたくさん集まるボランティア的な企画に参加すれば、可愛い女の子とワンチャンあるのではないかと期待していた僕は、実をいうとこんなことネットでは言わず完全なぼっちぶっていたが学生が50~60人ぐらい集まるボランティア的な企画に参加していたのだ。。。おまけにその中で知り合ったメンバーの何人かとは今でも交流があるのである。。。とにかくそのワンチャン企画で僕は、ある重大な任務を任せられていた。それは、打ち上げの幹事をすることだった。



 はっきりいって、たかだか50~60人ぐらいの人数の飲み会のセッティングをするという仕事は、フツーの大学生であればソツなくこなすことが出来、負担に感じることもなかろうが、僕は違っていた。貴重な大学時代の大半を、街で可愛い女の子を視姦しその余韻でシコることに費やしていた僕にとって、飲み会の幹事をこなすぐらいのことですら、まるでビジネスマンが得意先から大口の仕事を取ってきて、無事納品するぐらいの大仕事に感じた。



 
 これはとんでもない大仕事が舞い込んできたとパニックになった僕は、とりあえず会場となる立川の街で飲み屋探しに出かけることにした(ネットも活用しつつ・・・)。そんなとき、突然あるアイデアが思いついた、、、それは、こういうアイデアである。「もしかして、この宴会の下見をするという口実を作って、今交流がほんの少しでもある女の子に協力を求めれば、頑張っている僕を応援しようという気持ちが働いて案外気前よく下見についてきてくれ、結果的にデートが成立するんじゃないのか!?」



 デートの約束は、成立した。



 たまたま、メールでちょっとやりとりをする仲だったBが脳裏に浮かび、下心はないがそういうデートもアリかと思い、メールを送って誘ってみた。内容は忘れたが、大体以下のような簡素な内容だったかと記憶している。

僕「ちょっとプロジェクトの下見に、一緒についてきてくれないか!?」
B「いいよ!」

 すごくあっさりと約束が成立してしまったのだ!考えてみたら今までの人生、Bにデートの申し出などしたことがなく、ネットで一回サシオフの約束を取るだけでも四苦八苦していた僕にとって、何とも意外な結果だった。こんな近いところに一緒に時間を過ごしてくれる女がいたとは・・・と驚愕した。まさに灯台下暗しであった。僕の人生、女性関係に限らずこういうことが結構ある気がする。



 当日は、小田急線の某駅で待ち合わせをした。部活で結構長い時間を過ごしていたにも関わらず、サシでデートというのは初めてだったためか、下心はないにも関わらず緊張してしまった。しばらく待っていると、そこに高校の部活の後輩♀Bが現れた。高校時代の素朴な雰囲気とは打って変わって、化粧しており可愛い女性に変身していた・・・本当に女は化粧をして綺麗になるなと、化粧マジックについて考えはじめたのはその時期だったかと思う。



 
 電車で目的地の立川までは少し時間があったので、そこで会話を楽しむようにした。ここで僕はあまりしてはいけないことをしてしまった。ネットでよくやっているお得意の自虐トークを炸裂させてしまったのである。。だがそこは5年近く知り合っているため僕のことをよく理解してくれており、それにたいして笑ってくれた。実はこういう反応が自虐ネタ大好き人間が聴き手に対して一番求めている反応で、彼女はそういう僕のユーモアをすごく理解してくれていた。気が合うのかもしれない。自虐自嘲の文化に理解のある女子はあまり多くないので。



 乗り換えをして、目的の立川についた、というかもう完全にデート気分だったので本来の目的である宴会会場の下見という目的は5分ぐらいで終了した。なぜか強気になりボランティア的なプロジェクトの打ち上げは何とか成功するだろうと楽勝ムードだった。そんなことよりもBと一緒にデートをすることの方が大事だった。僕は女性が近くにいてくれるだけで大分メンタルが向上してくるのかもしれない。Fateという作品でいうと、マスターなしでは成り立たないサーヴァントに近い部分は確実にある気がする。



 最初のデートは、昭和記念公園を会話しながら散歩することだった。このころには会話を息をするのと同じように自然に出来ていていちいち内容を思い出すまでもなかった。そして、次はアレアレアのラーメンスクエアとなりにあるアイスクリーム屋で一緒にアイスを食べてモノレールに乗り、多摩センターに到着した。実はこの多摩センが最大の魅せ場で、辺りが暗くなるころには綺麗なイルミネーションがキラキラとカップルたちを引き寄せているのである。Bがどう思ったかわからないが、僕としてはこれをサプライズとして提供したつもりだった。一緒にイルミネーションのところへ行かないかと提案するとBは快くついてきてくれ、おまけに自分でいろいろと写真を撮り始めた。結構楽しんでいてくれた?といいなと今でも思う。そうこうしている内にまた電車に乗り、また別の駅で下車した後でラーメンを食べて帰った。。。



 このデートは、僕は人生でした中で一番成功したデートで、初めてのデートだった。Bとは友達感覚で、いつまでもこういう関係でいれたらいいなと、そう考えていた・・・



 しかし中々、そういう訳にもいかないというのが人生で、彼女との関係もほぼ無いのが現状である。。。そうなってしまうまでの一部始終を次のエピソードで披露しよう・・・

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