2012年11月11日日曜日

エピソード???~横浜と星屑~

 さて、仁鍛から死刑宣告を喰らってしまい満身創痍のDさんと僕だったが、もはやオフの続行すらも困難な程に絶望しているかといえば、決してそんなことはなかった!オフ会に限らず街を探索したりどこか食べ歩きをするときの楽しみは、ここからがスタートなのだ。むしろ、予定通りにいき無事に仁鍛の美味しいつけ麺を食べることに成功してしまったのであれば、非常に簡素なオフと化してしまっていたかもしれない。。。



 そんな訳で二人は、白楽駅周辺を練り歩きながらどこのお店に入るかを決めることにした。はじめ、この一帯ではそこそこ知名度が高く、家系ラーメンの4番バッターと称されることもある「六角家」への入店を検討したが、Dさんはあまり乗り気でなかった。Dさんは、総本山である横浜駅西口の「吉村家」を愛しており、家系といえば直系しか認めないタイプの家系フリーク、もとい吉村家フリークなのかもしれなかった(そういえば、吉村家が大好きで店員とも顔馴染みの女固定がいたものである・・・)。六角家に行かないとすると、果たしてどこにいけばいいのか、もはや僕らに候補としてあげられるお店が無くなってしまったので、適当にプラプラ歩いて入りたくなったお店に入ることにした。



 適当にプラプラ二人で歩いた末、見つかったのは名前も忘れ、2012年現在で存続しているのかもわからない味噌ラーメンのお店だった、、、、そこで二人とも味噌ラーメンを注文して食べたが、味は、普通だった・・・・・・



 結局、もっと早くに集合すべきだったぞと、反省会を開いても良かったがそれは野暮というものである。。。それでは目的のラーメン、食べ終わってしまった。後は解散して帰るだけなのか、、、また白楽駅で電車に乗り、横浜駅あたりで解散するのか・・・?それは寂しいので、僕はある提案をした。その提案とは、一人のときは大学時代の僕も、現在でも良くやっている日常の行為なのだが、やらない人からしてみれば人生で一度もやったことがなく新鮮なことかもしれない。。。



 「あの~、、、ちょっと横浜駅まで歩いて帰りませんか?」

 Dさんにそう伝え、もしも「嫌です!電車に乗りましょう!!!」などと返されたら増々後味の悪いオフ会になってしまっていたところだが、そうはならなかった。Dさんは、快くその申し出を受け入れてくれたのだ。



 そして、大きな道路に沿って歩いていくことになった。目的地は横浜駅である。最初
は大きな道路沿いを歩きながら、何かDさんと会話をしていたがその内容は忘れた。さしづめラーメンの話だとか、2ちゃんねるの話だとか、シューカツの話だとか、女性についてだとかその辺りだと思う。このまま道路沿いを歩けば楽勝で横浜駅に辿りつけるのだが、それはそれでつまらないので、裏道を通っていくことを提案し、その申し出も快諾してくれた。。途中の道で、山のようにこんもりと盛り上がった坂があり、そこを抜けていけば横浜駅西口の駿台だったり、ソープランド富士があるエリアへ通じそうだったのだ、、、確信はなかったが、、、



 そのころにはすでに空はすっかり暗くなっており星がとても綺麗だった。また、この横浜都会迷路の大冒険にDさんも以外とノリノリだったらしく、むしろ「この筋をいけば横浜へ辿り着けそうなものです」、などと自らリードをしてくれていた。その横顔はとても頼りになり、恰好よく思えた。彼こそは横浜編街歩きの達人かもしれない。そうこうしている峠は越えたようだった、下り道に差し掛かったのだ、、、と、その時だった。。。僕は感動した。



 目の前に広がる光景は、横浜の夜景を一望できる絶好のコンディションだった。ちょうど切り立つ崖の上に僕らは立ち、崖の下は団地のようになっていた。。その団地の先は、横浜駅の賑やかさがあった。横浜にこんな隠れた絶景スポットがあったのかと、今まで知りもしなかったし観光案内にも載っていないこの切り立つ崖からのプレゼントは、今回の食べ歩きオフで得た素敵な宝物だったように感じた。Dさんがこの光景を見て僕と同じように感動したかはわからない。しかしこの光景を胸に刻んだ僕は、まだまだリアルの世界も捨てたものではないなと、希望の光が宿ったのだ。。。



 しばらくそこでボーっとした後、無事横浜駅に到着した僕らは解散した。これが個人的に思い出として残っている、Dさんとのサシオフである。それでは次から、冴えボクZの本編が再開となり、エピソード12が始まる。。。

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